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フランドール8 blind love 1(新ろだ485) 東の山の端から太陽の光が零れ出る頃。 「ん……今日の朝日も心地良いわね」 紅魔館の門番である紅美鈴は目を細めながら伸びを一つ。 館から出てきた美鈴は、夜番の妖精に取って代わって業務を引き継ごうと大手門へと向かっていた。 美鈴の仕事の始まる時間は基本的に主のレミリアが眠る時間帯からとなっている。 門番の仕事は言うまでもなく主を守る事にある。 特に、主が眠っている間には最大限の警備を敷かなければならない。 そうなると門番の中でも筆頭である彼女の勤務時間も必然的に決まっていく。 勿論彼女が館の夜番をする事も少なくはないが、大抵は朝早くにこうして門に出向く事が多かった。 門の前に辿り着いた美鈴は、うつらうつらと舟を漕いでいる妖精達に声を掛ける。 寝ていませんよ。と弁明を図る妖精達に美鈴は怒る事もなく労いの言葉を掛けてやり、妖精に勤務終了の旨を伝える。 するとそれを聞いて安心したのか、ふらふらと覚束無い飛び方で館の方へと向かっていった。 「さて、今日も一日頑張り……うん?」 そしていつものように自分に気付けを行い、気合いを入れてから仕事をしようとした美鈴の視界の端に何やら仰向けになって倒れている人の姿が見えた。 ―はて、昨晩の見張りは先程送り返した筈だけども。 小さな声で美鈴は呟くも、倒れている人影が一向に動く様子は無い。 仕方なく、恐る恐る警戒しながらも近づいてみると、見覚えの無い青年が気持ちよさそうにすやすやと寝入っているのが見受けられた。 「……えっと……」 あまりに常識を逸脱した光景に美鈴は思わず言葉を失う。 見た感じの様子では行き倒れというわけでもなさそうだ。 が、そもそも何故こんな場所で眠っているのか、とか、どこから来たのだろうか、など、美鈴にとってみれば何から何まで分からない事だらけであった。 「……それにしても、気持ちよさそうに眠ってるなあ」 何の気もなしに美鈴は呟く。 が、朝を迎え妖怪が現れなくなる時間を迎えつつあるとはいえ、このまま彼を放置するのもどうかと美鈴は思う。 彼女は一緒に見張りの番として付いてきた妖精に青年を館へと運ぶという事を伝えた後、館にある適当な空き部屋へと連れていく事にした。 「で、これが件の」 紅魔館にある数ある客室の一室。 その中で事態を聞いて駆け付けたメイド長、十六夜咲夜は確かめるように呟く。 「はい。門の目の前で寝ていた人間です。私の勝手な判断でこちらの部屋に運んできたんですが……」 「構わないわよ。館の敷地内でないにしろ倒れていたのは事実。お嬢様の威厳を保つ為にも倒れた人間を介抱した事は英断だったと思うわ」 「それにしても、何だってあんなところで眠っていたんでしょう」 「私に振られても分かりませんわ」 思わず、といったように尋ねてしまった美鈴に咲夜は肩を竦めた。 居た堪れなくなった美鈴は視線を泳がして眠っている人間をちらと見やる。 今は布団を被っている彼の服装は上下とも薄緑の衣に包まれていた。 寝間着、と言っていいのかは分からないが、少なくとも幻想郷の人々が纏うような服ではない事は確かだと言える。 「外の世界から来たんでしょうか」 「でしょうね。そうなると、あの大妖怪の仕事の適当さも窺えるわね。今に始まった事じゃないけど」 「館の前に置いてますもんねえ」 美鈴と咲夜の頭の中に、幻想郷を管理しているというあのスキマ妖怪の姿が浮かぶ。 幻想郷の人妖間のバランスの調整という名目で仕事として神隠しを行うだけ行ってはいるものの、幻想郷にやって来た人間の事後処理は管轄外であって適当なんだろう。 咲夜はそこまで考え、これ以上の推測は無意味だというかのように思考を中断する。 外界からやってきた人間は好きにしていいというルールのようなものがあるにはある。 が、これではまるでゴミの不法投棄のようなやり方だろうと美鈴と咲夜は思わず渋い表情を覗かせた。 「兎角、私達は持ち場に戻るわよ」 「いいんですか?」 「勝手な行動を取れないよう施錠はしておきますわ。話を聞き出す事は空いた時間にでも出来るしね」 そう言いながら咲夜はドアノブに手を掛ける。 このまま放っておいても大丈夫なのだろうか、と美鈴は一抹の不安を抱くも、上司の命令には逆らえないのもあってか大人しく業務へ戻ろうと咲夜の後についていった。 ぱたん、とドアが閉まる音の後にかちゃり、とドアに鍵が掛った音が室内に響く。 そして、数刻遅れて聞こえるはベッドの布擦れの音。 「……ん。朝、かな」 青年は誰も居なくなった部屋で一人呟く。 くぁ、と小さな欠伸を一つ。 まだ眠たげな眼を両手で擦りながら、しぱしぱと瞬きを繰り返す。 青年の瞳は銀色というよりはくすんだ灰色を携えていて、黒髪とのコントラストが不相応のようにも見える。 彼はしばらくベッドから起き上がったままの体勢を維持していたが、何を思ったのか布団を剥がし、ベッドから降りる。 「カップとソーサーは左に六歩っと……痛っ」 歌うように呟いた彼は三歩目で壁にぶつかった。 思わず尻餅をつき、壁に当たった際に額を強打したのかその場で身悶えてしまう。 誰も居ない部屋で痛みに苦悶するその様子はどこか滑稽であった。 「うう、痛い……でも、おかしいな。いつの間にか部屋が移動したんだ。先生は何にも言ってなかったし部屋移動なんて今までなかったもんな。うん。あ、涙出てる」 ―というか個室移動って意味が無いような。 幾分か痛みも引いたのだろうか、そんな言葉が次々と青年の口から飛び出て来る。 ぶつぶつと文句を連ねながらも、右に三歩。と反芻するように呟いて元いたベッドの位置に戻る。 ベッドに腰掛け、手探りで枕を探し、ぽふりと抱き抱えたところで一先ず落ち着いた。 「……いい匂いだな。寝ている間に枕を干したって事はないだろうし」 青年は鼻と指を利かす。 枕が吸った日光の特有の香りと、柔らかな感触はつい最近に枕が干された事を意味している。 彼の頭の中に疑問が生じ、ノイズが奔る。 ―うーん……駄目だ、考えても分からないな。 視力を失って困ったのはいつ以来だろうか。 少なくとも、病室に慣れてしまった時以来――何歩で何があるのかを暗記した時以来。 生活にほとんど不便を感じなかったというのにこうして環境が変化すると何もできなくなってしまう。 改めて視力が無いという事は生活の障害となってしまうのだなと青年は再認識する。 頭を捻る。 ―ナースコールも無いようだし。さて、この状況をどう乗り越えたものか…… 再び湧き上がり始めた眠気にまどろみつつも、なんとか打開策を見つける為に意識を内に向けようと―― 「……誰かいるのかな」 ――したが、ふと何となく近くに人がいる気配を感じ、思考を外側に向ける。 ドアの開く音が聞こえなかった事からドアの外にいるのだろうかと青年は勝手に憶測する。 そうは思うものの、視力の無い青年は気配を感じる事は出来てもドアまで何歩あるかさえ分からないのでどうしようもない。 ……にも関わらず、どことなく寒気がするのは。 ――もとい、ここに居てはいけないというような警鐘を発しているのは、果たして気のせいなのだろうか。 視力を失った分、昔から第六感というものは人並み以上にあるという事は常々感じてはいたが。 なんとなく本能に従っておこうと青年がベッドから離れたところで。 「どーん!!」 壁、もしくはドアを突き破ってきたとしか形容出来ないような音で何者かがつい先程まで青年がいたベッドの方へ突っ込んだ。 仮に突き破ってきたのならおそらく突っ込んだ先のベッドはどうなっているかは想像に難い訳がない。 いや、そもそも人間がドアを突き破れる筈がなく、ましてや聞こえてきた声が女の子の声からして想像した事が実際にあり得ようか。 あの破壊音が幻聴なのか、女の子の声が幻聴なのか、双方間違っているのか正しいのかは置いておいて、青年は脳内を整理しようと画策する。 それにしても、青年はあまりの急展開に視力が無い影響で得られる情報が限られる事に再度不便さを感じていた。 「あれ? おかしいな。廊下にいたメイドの噂ならこの部屋で眠っているはずなんだけどなー」 女の子の声が聞こえてきた事、がらがらと崩れるような音からしてどうやら先程の音は両方間違ってはいないのだなあと呑気にそんな事を思う。 青年は一見冷静でいるようではあったものの、内心ではかなり気が動転していた。 耳から伝わってきた情報だけで想像に容易い事でも女の子が壁を突き破って部屋に入って来るなんて正気の沙汰どころの話ではない。 取り敢えず気持ちを落ち着かせるためにも深呼吸を一つ。 「えっと、大丈夫ですか?」 そして、普通は大丈夫じゃないんだろうけれど、何故だか無事のような。そんな風に思った青年は、至極当たり前のように心配した様子でその少女らしき人に声を掛けた。 「うん。大丈夫だよー」 その声にぴくりと反応する物陰があった。 青年からは見えていないが、全壊したベッドの瓦礫からむくりと顔をあげる少女の姿がそこにはあった。 少女は部屋の周りを見渡し、壁にもたれかかっている青年を見つけるとお目当ての宝物を見つけたかのように瞳をキラキラと輝かせ、今度はゆっくりと近付いてきた。 青年は目の前の気配の正体が本当にドアを突き破ってきたのだろうかと頭の中で考える。 しかし、その気配の天真爛漫な様子からは破壊といった二文字は考え辛く、むしろこの人に自分の状況を尋ねてみるべきなんじゃないかと思い始めていた。 「えっと…あなたが外界からやってきた人間ね?」 やはり聞こえてきたのは少女特有のソプラノボイス。 青年が今まで聞いた声の中でも綺麗な部類に入るだろう透き通った声は聞いているだけでなんとなく心地良さすら感じていた。 「まあ、俺は人間だけど。それと外界? メイド? ……ごめん。視力が無いから色々と分からない事が多いんだ。よかったら教えてくれないかな?」 「……? しりょくが、ない?」 「うん。要するに目が見えないって事」 「えー! それじゃあ、フランの姿も見えないの?」 「ふらん? それが君の名前?」 「そう。私の名前はフラン。フランドール・スカーレットよ」 青年は初めにこの少女は知り合いではないかと思いはした。 が、よくよく考えてみれば外人の知り合いなんて今の今までいない事に気付くのにそれほど掛かるわけでもなく。 そもそもこんなとんでもないような登場の仕方の知り合いがいる筈がない訳で、青年の現状はいよいよもってますます不明瞭になってくる。 かたや混乱する青年とかたや凛とした様子で名前を名乗る少女との不思議な邂逅。 これが青年――○○とフランとの初めての出会いだった。 blind love 2(新ろだ496) 半壊した部屋の中。 驚きを隠せない様子で壁にもたれかかる○○ときょとんとした表情のフランの間に静寂が広がる。 フランからしてみれば、外の世界からの訪問客の反応に興味がある一方、○○は未だ混乱していてとても話せるような状況ではなかった。 両者の間の沈黙が破られたのはどれくらい経った頃だっただろうか。 静けさに耐えきれなかった○○が、こほんと一つ咳払いをする。 「それにしても、フラン、さん? つかぬ事を伺いますがあなたはこの部屋にどうやって入ってきたんでしょうか?」 「どうやってって、普通に入ってきただけだよ。まあ、あなたを驚かせたかったのもあるけど」 「……喉から心臓が飛び出るかと思いました」 「えへへ。じゃあ、成功ってところかな」 ○○の反応に満足気に微笑むフラン。 感情が表に出やすい子なのだろうと、目には見えなくとも伝わってくる気配から○○はそんな事を想像した。 それにしても。いや、まあ、驚いたことは確かなんだけれども。 壁を突き破って来る破天荒さといいこの少女は一体何者なのだろうか。 そして、そんな少女がいる此処は一体何処なのだろうか。 次から次へと湧き上がる○○の疑問は溢れ出る湯水のように尽きる事が無かった。 「ねえ、ところであなたの名前は?」 「俺のですか?」 「そ。私だけが名前を教えたのにあなたが教えないのはアンフェアだと思うんだけどなー」 「……言われてみれば」 なんだか妙に説得性のあるような問い掛けに思いがけず納得する○○。 何故自分は知らない場所にいるのかという事実は置いておくにしても。 目の前の少女に礼をもって挨拶すべきなんだろうと○○はそう解釈した。 「えーっと……初めまして、○○と申します」 「……さっきから思ってたんだけど、何で敬語?」 「いや、初対面の人には礼をもって話すのが当然かなと」 「ふーん。変な人間。あ、そっか。私の姿が見えてないんだっけ。それに、私が世間からどんな存在として見られているのかも知らないんだもんね」 「それは――」 「妹様」 どういう事かと○○が二の句を告げる前に遮る声が一つ。 突然現れた気配に○○は思わず息を呑んだ。 「あ、咲夜だ」 「御自愛下さい、妹様。もうお休みになられる時刻を過ぎてます」 「えー。折角美鈴が外の世界の人間を連れてきたって噂を聞いたからどんな奴かと見に来たのにー」 「それに、もう日が昇りつつあります。先程壊されたこの部屋にも日光は蔓延っていくかと」 咲夜の発言通り、壊された部屋の壁からは日の光が差し込んでいた。 幸いなことに、日の出からあまり時間が経っていない影響か、フランの元まで日光は届いてはいない。 それでも、廊下へと戻ろうとする際にはどうしても光を浴びてしまう位置関係にいた為に、フランは身動きが取れない状況となっていた。 「……メイド達が噂をしていたから――」 「自業自得ですわ」 「う。流石にそれは否定出来ないかも」 「外の、世界。さっきもそんな事を聞いたような気が……」 「あら? 目覚めていたのね」 フランと咲夜の会話に口を挟めずにいた○○だが、"外の世界"という単語に先程フランに問い掛けようとした疑念も忘れ、思わずといったように口に出す。 その声に少し驚いたように答えたのは咲夜だった。 咲夜は今一度部屋の様子を見る。 完全に崩壊しているドアやベッドや調度品、崩れかけた壁や天井を見ればもし彼が眠ったままでいたならば無事ではないことを意味していた。 「……なかなかの幸運の持ち主みたいね」 「そうなんでしょうか。ちょっと部屋の惨状が分からないのであまり実感はありませんが」 総括して咲夜がそう呟く。 ○○の方はというと何とも言えないのだろうか。 苦笑しつつもなんとなく悪い気はしないようで、頬を軽く掻いている。 「分からない?」 「○○は視力が無いんだってー」 「……本当、よく無事でいられたわね」 先程の○○の言葉が腑に落ちなかったのか。 咲夜は怪訝な面持ちで○○を見るも、フランの補足に納得がいったようで、驚きと呆れの半分が入り混じったような表情で額に手を当てた。 「と、言われましても……やっぱり、何とお答えすればいいのかちょっと分からないです。そもそもここが何処なのかもまだ分かっていないですし」 「妹様からは何も?」 「フランさんのことですよね?」 「そうよ」 「はい。聞こうとしたらあなたが現れたので。まだ、何も」 「そう……」 「で、どうしてこっちを見るかな。咲夜が現れたせいで説明する機会を逸しただけって○○も言ったじゃない」 「まだ何も言ってませんわ」 不服そうなフランに微笑んで返す咲夜。 そんな会話を聞いていて扱いが上手いなあと○○は思わず破顔してしまう。 「……○○も何か言いたそうね」 「いえ、決してそのような事は無い、と思います」 「ダウト。言葉を濁した。あと、反応が分かり易過ぎ。私達初対面だよね。私に対するその苦言は失礼に値しないのかなー」 「と、兎に角。俺に現状を教えて下さい。えっと……」 「十六夜咲夜。咲夜で構わないわ」 「えっと、はい。じゃあ、咲夜さん」 「……さらりと無視されたわ」 フランは自分を無視して話が進んでいることに対して不機嫌な心持ちを隠そうともせずにむう、と頬を膨らました。 彼女が手を出さなかったのは単なる気紛れか、それとも暴れれば陽光が自分を襲うと分かってのことか。 ―やっぱり、運がいいのかしら。 フランが何もしない事を確認した咲夜は内心そんな事を思いつつも、自分の立場が理解出来ない○○の為にゆっくりと、慎重に言葉を紡いでいった。 「―――――と、このくらいかしら。で、質問はあるかしら?」 咲夜の話が終わって。 ○○がまず思ったのは、彼女が話した内容はまるでお伽話を聞かされたかのような。 そんな印象がまだどうにも抜け切れていないようだった。 幻想郷、妖怪、紅魔館、吸血鬼、そして外の世界。 自分がいた世界が外の世界というのもなんだか不思議な気分になるのだけれど、異世界から見た自分達の世界もまた異世界なのだろう、と彼は思う。 そして、咲夜の隣にいるだろうフランの正体。 フランドール・スカーレット。 曰く――この館の主、レミリア・スカーレットの妹。 曰く――495年もの月日を生き、その生涯の長い間を唯一の肉親である筈の姉の手によって地下に軟禁された悪魔の妹。 そして曰く――"ありとあらゆるものを破壊する程度の能力"を有する、危険度極高且つ人間友好度極低の妖怪。 人間ではないのではないかという○○の予想は奇しくも当たってはいたものの、まさかそこまで人間に忌み嫌われた妖怪であるとは思いもよらなかったのか。 特に、咲夜にしてみれば善意の警告であったのだろう説明も。 そして咲夜自身が悪魔の犬であるという事も。 そのどちらもが○○にとってかなりショックな内容であったことには違いなかった。 「……俄かには信じ難い話ですが、先程の崩壊音を聞いている身としてはやはり……」 そう曖昧に呟く○○。 その台詞に待ってましたと瞳を輝かせたのはフランだった。 「ふふん。まだ信じられてないみたいね。だったら証拠を―」 「お言葉ですが」 フランの右手に宿り、今か今かと発せられそうになる収束された力が放出される前に咲夜が提言する。 「これ以上館を破壊しては御身体に障ります」 「もう。分かってるよ、咲夜。ちょっとしたジョーク……っとと。あちちっ。」 「妹様!」 「平気よ、咲夜。そこまで狼狽しなくても。ただ、ちょっと日差しが当たっただけ」 先程の長い説明は時間にして約四半刻といったところだろうか。 その間に高くなった太陽の影響で、当然作り出される影も小さくなる。 ほんの一瞬、日に中てられ気化しかけた翼を気にも留めずフランは焦る従者を手で制し、自らは○○が寄りかかる壁に近寄る形で影の中へ入った。 「では、急いでメイド達に壁の修繕に取り掛からせるよう申し上げます」 「うん。壊した私が言うのもなんだけど、頼んだわ」 事も無げに軽く手を振り、恭しく一礼する咲夜に答えるフラン。 刻一刻と南中に近づいて行く太陽に焦燥した様子も無い表情は余裕すら窺えるようにも見える。 「それじゃあ○○さんはこちらに。別の部屋を用意するわ」 「え、あ、あの……」 「あなたは何も心配しなくても大丈夫よ。ちゃんとした衣食住は保証するし、あなたの失明も幻想郷一の薬師に頼んで――」 「ああ、それは嬉しいんですけど、そうじゃなくて……えーと、何と言ったらいいのでしょうか」 咲夜の申し出に何か気になることでもあったのか、○○はそれを遮った。 「このままだと、その、フランさんは」 「大丈夫よ。壁の修理が済むか、日が沈むまでここにいればいいだけだし」 ○○の心配を何とでもないように言うフラン。 それでも○○は先程狼狽えた咲夜の様子からはとても何でもない様子には聞こえずにいた。 「あの、不躾なお願いだと思うんですが、もう少し彼女と話してもいいでしょうか」 それ故か、先程吹聴された事実を知ってでも○○はフランと話す事を選んだ。 ○○のその言葉を聞いてか、咲夜は思わず目を丸くしつつも、顎に手を当て暫しの間考えこむような姿勢をとる。 「……そう。そうね、別に構わないわ。ただ、あなたが無事でいられるという保障は出来ないけど」 「ありがとうございます。でも、やっぱり想像がつかないです」 彼女が吸血鬼だという事が、という言葉は口唇の中だけで呟く○○。 現に色々壊した音を聞いているというのに。 現に彼女の正体を聞いているというのに。 話を二言三言交わしてみた感じでは好奇心旺盛な人間の子供とあまり変わらないという認識が○○の中にあったのだろうか。 咲夜は分からないといったような、なんともむず痒い表情を見せた。 「それじゃあ、私は仕事に戻るわ。この壁も直さなきゃいけないことだし」 「ええ、色々と教えて頂きありがとうございました」 ○○のお礼の言葉を聞いて咲夜は軽く会釈して返すも、そういえば彼には視力が無いという事を思い出した。 まあ、いいかと自己完結して咲夜は時を止め、二人を残したまま客室から離れる。 彼女が時間を再び動かしたのは館の大きさからは想像出来ない程の長く長い廊下に出た時であった。 空間を操作した影響で広く且つ長い廊下で、咲夜は窺い知れなかった○○の態度を思い返す。 ―お嬢様がご覧になるのなら、果たして彼を気に入ることとなるのだろうか。 フランからしてみれば挨拶代わりの必殺の攻撃を偶然かわした上に、あの悪魔の妹を逆撫でするような発言にも壊されることのなかったあの青年を。 「…所詮、仮定は仮定、ね」 さも詰まらないというように咲夜は頭に巡らしていた思考を振り切る。 或いは、彼の運命は自分が決めるものではなく、主やその妹が定めるものだと思ったのだろうか。 「さて、まずは客室の修復かしら」 そして彼女は自らの仕事へとスイッチを切り替える。 念頭に置く仕事を決めたメイド長は手を数回叩く事で近場の妖精メイドを集め、従事の内容を簡単に説明し始めた。 「で、何で○○は此処に残ったの?」 咲夜がいなくなった後の客室。 ○○の突然の提案から黙っていたフランがようやくといったように口を開く。 彼女の表情はどこか訝しく、○○が残った理由が本当に分からないといった様子であった。 「ん、別にあのまま付いていっても一人だっただろうし。だったらフランさんと話してた方がいいかなって」 そんなフランの質問に対してさも当たり前のように答える○○。 暗に時間を潰せるから、という意味合いを孕んでいるようにもフランは思えたが、それが余計に彼の発言が紛れも無い本心である事を示しているようにも思えてしまう。 「ふーん。壊されるとか怖いとか思わなかったの?」 「思わない訳がないよ。目は見えないけど、実際に色々壊したのは君だしね」 かたや○○はというと、咲夜の話を聞いていたこともあり、フランが破壊の申し子だということも何となくではあるが現実味を帯び始めていた。 加えて、部屋に入ってきた時の衝撃も相まって、○○は彼女が普通の人間相手には危険である事も頭の中では理解も出来ていた。 それを聞いてまで一緒に過ごすと言う彼にフランの疑念は絶える事がある筈も無く。 「じゃあ……」 「咲夜さんも言ってたでしょ。力を使ったら危ないって」 「建物を壊さなくてもあなただけを壊せるんだよ」 「……それは初耳だけど、それでも俺はここにいるよ。君の影くらいにはなれるだろうし」 「見えないんでしょ?」 「明暗くらいは分かるんです。何も見えないわけじゃないんです」 どんなに理由を尋ねても、あっけらかんと答える彼が不思議に感じて。 怖いと思っている筈なのに、自分に付き合っている事が疑問に思えて。 論破しても、人間である自分の身より吸血鬼である自分を気遣う事に理解に苦しんで。 妨げになるだろう視力を指摘しても、まるで意に介さないような態度が。そんな彼が、どういうわけかフランは面白くて仕方がなかった。 「あはは。何でそんなにムキになるの?」 「ムキに、なってますか?」 「そりゃもう。本当、変な人間ね。私の事を知っている人間は私を見ただけで助けを希い、媚を売り、這いずり逃げ回るのに……って、○○には見えないんだっけ」 「……それはまた壮絶な」 「で、それを聞いてまた怖くなったでしょ」 「俺だって凡庸な人間です。話を聞く前から震えていたのに」 そして改めて恐怖を植えつけようとフランは脚色を加えつつ、彼を脅す。 さて、これならどのような反応を彼は見せてくれるのだろうか。 まるで何がいるか分からない藪を楽しんで突くかのようにフランは彼の一挙一動に注目していた。 「……それでもどこか余裕があるように見えるわ」 「……そうでしょうか」 「そうよ」 確かに○○の言葉通り、彼の体全体が恐怖でガクガクと震えているようにフランは見えた。 が、震えているにも拘らず、彼が落ち着いている様子だったというのが気にくわなかったフランは○○に不平を言う。 ○○はどう返したらいいのか分からないのか、フランに問いかける事で返答とした。 「……日が出てきましたね」 「そうねー。ふぁ……」 ○○が次第に明るくなる室内を感じてか呟く。 そんな彼の言葉にさもどうでもいいように返した後、フランは可愛らしく小さな欠伸をした。 「眠いのですか?」 「そういえば寝てないの。あなたのせいで」 「俺の?」 急に眠気を自分のせいにされて何が何だか分からないといった○○。 抵抗のつもりだろうか、彼はすぐさまフランに訳を聞き返す。 「そうよ。あなたが来たって噂を聞かなければ私は今頃ぐっすりと眠っていたもの」 「……それは責任転嫁、だよね」 「残念。こればかりは、譲れないわ」 責任転嫁、の部分を強調して彼が指摘すると、負けじと引けを取らずに彼の所為にしようとするフラン。 すると、○○は何かを思い出したのだろうか。 あ、という単音が独りでに自然とといった具合に飛び出てきた。 「そういえば、吸血鬼ですもんね」 失念していた訳ではなかったつもりでいたが、吸血鬼が夜行性ということを忘れていた○○は思わずといった形で告げた。 「……今更な御挨拶ね」 「視力が無い事。こればかりはどうしようもないので」 「む、まさか返されるとは……ぁふ」 するとこれは本当に意外な反応だったのか。フランは思わず目を白黒させるも再び出てきた欠伸が最後まで言う事を許さなかった。 それを見た○○は心配そうに彼女を気遣う。 「しかし、本当に眠そうですね」 「んー?」 「眠かったら眠ってもいいですよ。傍にいますから」 「……でも、太陽が」 「じゃあ――」 先程まで意に介していなかった太陽も自分が眠るということとなっては話が別なのか。 フランは取り繕ったように眠気を耐え忍ぼうと試みる。 そんなフランの様子を感じ取ったのか、突然壁を背もたれにして座っていた○○が立ち上がると、自身の影がフランに重なるような位置で立ち止まった。 「言ったでしょ。明暗くらいは分かるって。俺が君の影になるって。このまま俺が立っていれば影はできるからフランさんはぐっすり眠ることも出来るよ」 「……やっぱり変な人間だわ」 そう顔を顰めるフランも悪い気分はしないのか、彼を揶揄することぐらいしか出来ない。 そんな嘲弄も特に気にした様子も無く○○は続ける。 「俺にはこの位しか出来ないから」 「でも、私は――」 「危険度極高、人間友好度極低の悪魔の妹? 世間がどう思うか俺がどう思うかは違うよ。幻想郷がつけた評価だとしても、外から来た俺には関係無いし」 「う、ん……」 「だから、眠い時には我慢しないで眠って欲しい。目の見えない俺から見れば、君は吸血鬼じゃなくて一人の女の子なんだから」 ○○は手探りでフランの頭を探り当て、彼女の頭を撫でる。 頭を撫でられた感覚やそれが初対面の人間であるという認識を知ってか知らずか、フランは彼の語った言葉のすぐさま後にゆっくりと目を瞑っていった。 彼女が落ち着いた様子を肌で感じ取った○○はほんの少し頬を赤らめる。 「……何かひどくこっ恥ずかしい台詞を言ったような……」 少なくとも、初めて顔を合わせた相手に言うべき言葉ではないだろうと反省しつつ、頭を撫でるという行為をよく享受してくれたものだと○○は内心冷や汗を掻いていた。 いきなり触れてしまった自分にも驚いたが、彼女の不機嫌を買うような事が無かった事にも驚きを隠せなかったのは事実。 尤も、それは彼女があまりにも眠かったことにも原因はあるのだと思うのだけれども。 「それよりも自分が貧血になることなく、彼女の影になってやり続けられるかどうかが心配だなあ」 彼が過ごしてきた病院生活ではほとんど立つ事が無かった事を思い出してか○○は呟く。 そして、最後まで自分の身よりもフランの身を案じるような口振りをこっそりと聞いていたフランは今度こそまどろみの世界へと溶け込んでいった。 中二病、U-1注意!(新ろだ563) 少女は窓辺に佇んでいた 地下から出してもらい館内を自由に動け回れるようになったものの、外には出してもらえない 少女は恋しかった まだ見ぬ景色が まだ見ぬ存在が 未知なる世界が こつん 窓に何かが当たる音がした 下には一人の人間と金属のような何か 数少ない少女の知る、生きた外の人間 そして彼女が慕っている人間 少女は窓を開け、人間に問いかけた 「どうしたの?」 「連れ出しにきた。行くぜ」 「え、う、うん…?」 人間は金属のような何かに乗り、言った 「背中に捕まれ。走るぞ」 少女は言われるがまま、窓から飛び出し人間の背中に飛びついた 「な、なに?これ…」 「あぁ、これか?これはな、っと説明する前に」 人間は懐からカードを取り出しつぶやく -スペルカード宣言- 透明「ウンジヒィトバール」 浮遊「ティーフィルーク」 「あれ?スペルカード使えたの?」 「努力したんだぜ?これで心置きなく走れる」 「何をしたの?あと、これ何?」 少女は未知の存在に興味を示し問うた 「これはロードバイクっていってな。外の乗り物だ。 あとさっき唱えたのは、少し浮遊するスペルと知覚されなくなるスペルだ」 「どうゆうこと?」 「フランは外に出たかったんだろ?」 「うん」 「簡単に言えばその願いを叶えてくれるスペルだ。よし行くぞ。 俺の知る限りの幻想郷を見せてやる」 月夜が二人を照らす。 二人を知る者はいない。 二人にしか知らない。 夜は長い 少女は知る。幻想郷を 人間は知る。永き夜を 「わぁ。速い速い!もっと速くなるの?」 「あぁ成るぜ。捕まってな!」 -加速「オーヴァースプリント」- 更なる加速、二人は幻想中を駆け回る 「でも飛んだ方が速くない?」 「高い高度で飛ぶと見つかっちまうんだよ、俺のスペル。未熟だなぁ。ハァ」 幻想郷のあらゆる場所を回った二人 紅魔の湖、幽霊の住む屋敷、竹林の永き屋敷、妖怪の山、山の上の社、天の都、地下の都、人間の知るあらゆる場所を回った 長き間、二人は駆け回った もうじき白き宝珠はその姿を隠し、やがて赤き宝珠が現れる 「ねぇ。また連れていってくれる?」 「あぁ、いいぜ。お前さえ良ければ永遠に連れ出してやる。」 「うん…ありがと。大好きだよ、」 「はは、俺もだよ。フラン」 永い二人だけの時間も終わりを告げる。 紅き館の前には門番が一人。前を見据え、侵入者を拒む 「残念だけど時間切れだ。ここなら美鈴にも咲夜にも見つからない。誰にもバレないぜ」 「うん。ありがとう。」 「あ、そうだ。これやるよ。」 人間が差し出したのは赤白の宝珠 「これは陽月の宝珠って言う魔法の珠で二つにわかれるんだ」 赤白の宝珠を割ると、二つの赤と白の宝珠になった 「白い奴はフランがもってな。それでもし会いたくなったり、外に出たくなったら、それを握って外に出たいって願ってみな。また連れ出してやるよ」 「それじゃ、願い事を一つ。」 少女は宝珠を握り締め、願う -ずっとこの人と一緒に暮らせますように- 「えへへ、願うといいな」 「なぁフラン?声に出てたぜ」 「えっ!?えぇぇぇ!!?」 「はははっ、一緒に暮らせますようにか。」 「い、言わないでよぅ。は、恥ずかしいよ」 「あはははは」 しばらくした後、紅い館の居住者が一人増えた 名は○○。吸血鬼を慕い、生をともにする人間 陽月の宝珠---太陽の下生きる者と月光の下生きる者の想いを繋ぐ宝珠 赤は日と情熱と愛を、白は月と優美と純粋を示す ------- テラ中二病 フランと逃げ出すとき飛ぶとバレるし、走れば人間と吸血鬼では速度が違う ならば自転車を使えば良いんじゃね?という安直な考えの下書いた 反省はきっとしてる
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説明 概要 《フォービドゥンフルーツ》軸モンスター 魔法 罠 《カタディオプトリック》軸モンスター 魔法 罠 専用カードについて このデッキの弱点代表的なカード 関連リンク 説明 東方紅魔郷のEXTRAボス《悪魔の妹 フランドール・スカーレット》を中心としたデッキ。 非常に強力なステータスと効果、オーバーキルレベルの性能の専用スペルカードを使って相手を圧倒する派手さが魅力。 《恐ろしい波動 フランドール・スカーレット》をメインとしたデッキは【恐ろしい波動】を参照して欲しい。 概要 主に《カタディオプトリック》を中心に使用するタイプと《フォービドゥンフルーツ》を中心に使用するタイプがある。 《フォービドゥンフルーツ》だけを投入し、その他紅魔館メンバーで戦うデッキは【紅魔館】も参照してもらいたい。 ここでは《悪魔の妹 フランドール・スカーレット》の召喚に特化したデッキ構築について解説する。 《フォービドゥンフルーツ》軸 こちらの方が基本的に安定し使い易い。 しかし、《悪魔の妹 フランドール・スカーレット》の召喚がおまけのような構築になり易いため注意。 《カタディオプトリック》軸ではないがこれによる召喚も同時に狙っていく。 だが《カタディオプトリック》をあまり重要視しない構築も存在する。 その場合は【紅魔館】寄りの構築となるだろう。 ここでは基本的に《カタディオプトリック》と《フォービドゥンフルーツ》による召喚の両方を積極的に狙っていく構築について解説する。 モンスター 《悪魔の妹 フランドール・スカーレット》は《カタディオプトリック》〈制限カード〉が手札に来た時も考えて3積み推奨。 《紅き月 レミリア・スカーレット》を破壊する事が発動条件だが、相手に破壊してもらう事はあまり期待しない方がいい。 《悪魔の妹 フランドール・スカーレット》の存在を咲夜CGIプレイヤーは皆知っているだろう。 当然警戒される。〈とは言え、最上級モンスターの攻撃には対処せざるを得なく、破壊しようとする場合も多いが。〉 発動条件の《紅き月 レミリア・スカーレット》が言うまでもなく必要であるため、《紅き月 レミリア・スカーレット》を手札に加えることが出来る《紅魔館門番 紅美鈴》は非常に優秀なサポートとなるだろう。 そして、手札に加えた後召喚するためには《紅魔の従者》が一番手っ取り早いが、攻撃出来ないので、そのまま破壊してしまうのが理想的な流れだ。 上級モンスターで攻撃宣言することは相手の《聖なるバリア-ミラーフォース-》を発動させやすいので、《炎を支配する者》を使って生贄サポートをするのも良い。 上記2枚のカードの両方に対応している《UFOタートル》も悪くない。 《ファントムオブカオス》も《悪魔の妹 フランドール・スカーレット》をコピーすれば《フォーオブアカインド》のみだが専用カードが使用できる。〈しかしかなり邪道であると言えるかもしれない。〉 また、《紅き月 レミリア・スカーレット》を除外することで除外ゾーンからの《D・D・R》での蘇生を狙える。 その場合は《D・D・R》を破壊する効果でも《フォービドゥンフルーツ》に繋げられることも覚えておくといい。 《亜空間物質転送装置》や《ワーム・ホール》が多めに採用されるのなら《神獣王バルバロス》を採用するのも面白いかもしれない。 また《神獣王バルバロス》は《紅き月 レミリア・スカーレット》と同じレベル8で《トレード・イン》を共用出来、かつ《フォーオブアカインド》から3体の生贄を確保出来たりするので、相性は非常によいと言える。 その他制限カードについては《マシュマロン》《魂を削る死霊》《ダンディライオン》などの防御力に優れるカードは動けない状況の時間稼ぎとなり、《紅き月 レミリア・スカーレット》の生贄にも繋げられる場合も多いので採用圏内。 また、《紅魔の従者》等のカードをサーチ出来る《クリッター》やコンボデッキのカード枚数を揃える《メタモルポット》なども優秀である。 魔法 基本的に《紅き月 レミリア・スカーレット》を破壊するカードは魔法がよい。 特に速攻魔法だと攻撃済みの《紅き月 レミリア・スカーレット》を破壊し、《フォービドゥンフルーツ》に繋げられると非常に強力。 しかし、速攻魔法の破壊カードはコストが非常に厳しい《死者への供物》位しか無いため、通常魔法の方が良い場合も多い。 その場合は《ハンマーシュート》が一番使い勝手が良い。 しかし、出来るだけ相手のカードに単発除去での対抗を好まないデュエリストには使いにくいかもしれない。 特定のカードを複数枚使用するため《封印の黄金櫃》も採用圏内だろう。 《ワーム・ホール》は《カタディオプトリック》との相性が良く、速効性もあるが、汎用性が薄いので、上手い利用法を思いつかなければ採用は見送った方が良い。《カタディオプトリック》による召喚を積極的に狙っていくと言っても、制限カードなので、《カタディオプトリック》を中心にしすぎるのは危険だ。 その他制限カードは《光の護封剣》《スケープ・ゴート》など防御力の非常に高いカードは入れた方が良いかもしれない、事故のリスクを軽減出来る。 一度セットしておく必要のあるカードが軸となるので、《大嵐》の投入にはしっかり気をつけよう、《大嵐》を発動しないことは相手に警戒させ、伏せを少なくさせられるが、いざという時にデッキ内に《大嵐》が無いことは心細いかもしれない、デッキ内容と相談しよう。 このデッキは《悪魔の妹 フランドール・スカーレット》のスペルカードを多量に投入するため、使用出来ない「魔法や罠」が多いため、使えないカードを捨てながら《貪欲な壺》に繋ぐことが難しく発動しにくい。 しかし相手の《メタモルポット》や《手札抹殺》にたたき落とされ、デッキ内キーカードとなるモンスター《紅き月 レミリア・スカーレット》や《悪魔の妹 フランドール・スカーレット》がデッキから全滅し「詰み」となることも恐ろしい。 採用枚数には最新の注意が必要だ。 いっそのこと後ろ向きなことを考えず1枚も積まないと言う選択肢もありである。 罠 フリーチェーンの破壊カードである《サンダー・ブレイク》は非常に便利である。 理由は魔法の欄で挙げた通りである。 それに加えて、相手の魔法罠まで除去出来るのだ、優秀すぎるほどだ、コストに関してはこのカードを使うような状況ではまだ《悪魔の妹 フランドール・スカーレット》の専用カードが手札に残っているだろう、それを捨てると良い。 しかし、捨てすぎて《悪魔の妹 フランドール・スカーレット》を召喚したがスペルカードが使えない・・・と言うのはあまり笑えない。〈もっとも、スペルカードなしでもゲームを終了させるほど強いのだが。〉 《開けて悔しき玉手箱》は《フォービドゥンフルーツ》と思わせて伏せておいて《カタディオプトリック》をサーチしそちらから召喚、など面白い動きが出来るが、相手依存カードになるか、読みが必要になるので頼りすぎないように。 《亜空間物質転送装置》は相手の《紅き月 レミリア・スカーレット》に対する「破壊」以外の除去を避けられ、《カタディオプトリック》から繋げられるので優秀のようだが、挙げた2枚〈しかもそのうち1枚に使うときは状況依存〉としかあまり相性が良くない。 その他制限カードは《激流葬》《聖なるバリア-ミラーフォース-》などの強力な除去は時間稼ぎになる上に逆転要素にまでなり、《激流葬》については《フォービドゥンフルーツ》の発動に繋げられるので非常に相性が良い事は言うまでもない。 《リビングデットの呼び声》は生贄確保としては優秀であることは間違いないが鍵となる《紅き月 レミリア・スカーレット》が墓地からの特殊召喚が出来ないため、採用には一考を。 《カタディオプトリック》軸 「レミィは事故要素〈キリッ」 「俺はフランちゃんウフフしたいんだ!レミィじゃねぇ!」 「レミィを俺の手で破壊するなんて出来ない・・・だがフランちゃんを使いたい!」 「フランのスペカ全部で積んだら《フォービドゥンフルーツ》関連カード入れるスペースなくなった、どうなってんの?」 そんな少し気が触れた人にオススメのデッキである。 上記《フォービドゥンフルーツ》軸のデッキを遥かに凌ぐ事故率を持つ。 モンスター 《悪魔の妹 フランドール・スカーレット》は考えるまでも無く3枚積み。 手札を減らさず時間が稼げ、墓地に落ちた《カタディオプトリック》を回収出来る《サイバー・ヴァリー》は採用すべきカード。 カードを5枚も引ける《メタモルポット》もほぼ必須。 また《サイバー・ヴァリー》や《メタモルポット》をサーチ出来る《クリッター》も是非欲しい。 その他のドロー系リバースモンスターで時間だけ稼ぐのはあまりお勧めできない、戦闘をすると言うことは相手を攻撃側から守備側の立ち位置に置けると言うことで、相手が攻められるようになるまで当然時間はかかる。 よって自分のドロー回数が増えるため、何かアタッカーを入れた方がいい。 オススメは《神獣王バルバロス》と《可変機獣 ガンナードラゴン》 これらのカードは《悪魔の妹 フランドール・スカーレット》を《カタディオプトリック》で召喚した後維持するカードの《ワーム・ホール》《亜空間物質転送装置》により、妥協召喚した攻撃力を元に戻せるのだ。 相手が2800や3000の攻撃力の対応に追われている間に《悪魔の妹 フランドール・スカーレット》の召喚する布石を整えよう。 また、手札を捨てて発動するカードとも相性が良い〈相性が良いと言うより手札にあって使えないカードを利用する手段が出来るだけであるが。〉 魔法 《カタディオプトリック》をサーチ出来る《封印の黄金櫃》は必須、準制限だが2枚積んでおこう。 《魔法石の採掘》も《メタモルポット》や《手札抹殺》などで墓地に落とされしまった《カタディオプトリック》を回収する他、2度目の召喚を狙う際にも必要なのでほぼ必須。 だが絶対一回目に成功させて勝つ予定なら必要なし。 《スケープ・ゴート》《光の護封剣》などの制限級防御カードも必要と言える、例えフランなしに攻撃に転じれても、3000以上のモンスターには狙いである《悪魔の妹 フランドール・スカーレット》の召喚をしなければ対応出来ない。よってやはり守りも重要。 もちろん《スケープ・ゴート》は《サイバー・ヴァリー》によってドローも狙える。 ドロー関連で《貪欲な壺》もありといえばありだが、モンスターは本とん度入らないと思われるため、採用できて1枚だろう、むしろなしの方が良いかもしれない。 発動出来ないカードが増えかねないのだ。 《手札抹殺》や《手札断殺》を入れてドロー加速を図っても良い。 ただ、手札の切り方には細心の注意を。 《ワーム・ホール》は《神獣王バルバロス》などとのコンボの他に《《悪魔の妹 フランドール・スカーレット》と《カタディオプトリック》が揃ったらすぐ出せるようにするため出来れば3枚積もう。 罠 魔法の欄の《ワーム・ホール》と同じく《亜空間物質転送装置》は3枚積んで置くと良い。 また、《カタディオプトリック》からすぐに《悪魔の妹 フランドール・スカーレット》を召喚するために《亜空間物質転送装置》や《過去を刻む時計》を伏せておいて置く場合が多いため、《開けて悔しき玉手箱》を伏せて置くと《大嵐》を呼び込みやすく使い易い。 プレイングとしては相手より1~2枚程度多めに伏せておくと発動されやすくなるだろう。 発動出来ない可能性もあるが《カタディオプトリック》をサーチ出来るのだ、入れておいて損はないはず。 さらにやはり制限系除去《聖なるバリア-ミラーフォース-》や《激流葬》は欲しい。 破壊は当然時間稼ぎに繋がる。 専用カードについて 《フォービドゥンフルーツ》 《カタディオプトリック》 《フォーオブアカインド》 《レーヴァテイン》 《過去を刻む時計》 《そして誰もいなくなるか?》 《恋の迷路》 召喚するために使う2枚は除いて5枚である。 該当ページの方が詳しく書いてあるためそちらも参照してもらいたい。 《フォーオブアカインド》 1850というアタッカークラスのステータスを持つトークンを三体も生み出すカード 《ファントム・オブ・カオス》で簡単に発動出来るが、発動が容易かつ強力すぎて悪用に近いだろう。 《悪魔の妹 フランドール・スカーレット》の効果を考えると、相手がガラ空きまたは守備表示モンスターのみの場合は9250ダメージを与えられるため、1ターンで勝利出来る。 最も致死量ダメージを与えやすいスペカと言える。 《レーヴァテイン》 《悪魔の妹 フランドール・スカーレット》の攻撃力を700ポイント増加させ、ハンデスorドロー効果を追加し、さらに表側のみ全体除去の道連れ効果の4つも付与させるカード。 《悪魔の妹 フランドール・スカーレット》の攻撃力は3700であり3回の攻撃しなければ8000に届かないところを700ポイント増加させる事で2回の攻撃で8000のライフを削り取れるようになる。 この意味は大きい。 また、ハンデス効果は相手の逆転の芽を摘み取れ、ドロー効果で《フォーオブアカインド》でも引こうものならそのまま追撃が出来る。〈他のスペルカードを引いても殆ど勝ちだが〉 さらに、道連れ効果は伏せた状態の《過去を刻む時計》を破壊したりしないため、そちらとの組み合わせが強力だが、伏せていない場合は扱いづらい場合もある。 だが、《カタディオプトリック》の自壊効果でも使える事も覚えておこう。 表側カードを全て破壊+裏側1枚を破壊できるので強力だろう。 様々な戦法が取れる、最も器用なスペカであると言える。 《過去を刻む時計》 《カタディオプトリック》とのコンボは軸の一つになっていたほど強力である。 《レーヴァテイン》とのコンボも強力。 また、いかなる方法で破壊されていても蘇れ、発動条件さえ満たせば、いつでも発動出来るカードであるためエンドフェイズに安全に蘇れる点はこのカードの利点。 つまり、《悪魔の妹 フランドール・スカーレット》の召喚時と召喚後両方において使用することが出来るため最も優先して3枚積むべきスペルカードと言える。 《そして誰もいなくなるか?》 自分のターンに使えないことは多少不便ではあるが、相手のターンにおいてはいつでも発動出来る。 いつでも発動出来ると言うことは除去カードとして使う場合は最大の利点となりうる。 つまりエンド《サイクロン》の強化版、いや、強化というレベルじゃない破壊力を持つが似たようなことが出来る。 それも、範囲は「フィールド上の全て」だ、《悪魔の妹 フランドール・スカーレット》に対抗するために伏せたばかりのカードや、次のターン使うはずだった和睦]を全て吹き飛ばせる。 ただ、次のターンは攻撃出来ないが。 《大嵐》の採用に一考するのは、このカードの存在も関係する。 タイミングによっては破壊枚数がかなりのものとなるため最も相手が受けたダメージを立て直しにくいスペカと言える。 《恋の迷路》 このデッキ専用のカウンタートラップ カウンタートラップであるため、能動的に使いにくいカードではあるが、《悪魔の妹 フランドール・スカーレット》に対抗すべく発動したカードを無効にする上にダメージを受ける、それも1500という馬鹿にならない数値だ、壊滅的ダメージなのは間違いない。 また、《過去を刻む時計》と違い伏せカードから除去しようと《大嵐》や《ハリケーン》で破壊しに来た相手にも対抗出来る。 カウンタートラップ故のスペルスピードや対応範囲から最も相手に対応されにくいスペカと言える。 このデッキの弱点 手札事故は勿論のこと手札破壊系デッキは勿論のこと《手札抹殺》や《メタモルポット》を予期せぬタイミングで受けるとキーカードを落とし厳しい戦いになり得る。 また、召喚後にスペルカードが足りないと簡単に除去されて終わりとなってしまう場合もある。 代表的なカード 《悪魔の妹 フランドール・スカーレット》 《フォービドゥンフルーツ》 《カタディオプトリック》 《クランベリートラップ》 《レーヴァテイン》 《フォーオブアカインド》 《カゴメカゴメ》 《恋の迷路》 《スターボウブレイク》 《過去を刻む時計》 《そして誰もいなくなるか?》 《495年の波紋》 関連リンク デッキ集
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タグ一覧 フランドール 慧音 日中うつろな男シリーズ 早苗 阿求 「はぁ……」 依頼人の青年は、わざとらしく首を横に振りながらため息をついて立ち上がり。小さい方の金庫の持ち手を掴んだ。 頭領から、中身にある私的な書類等の処理を任されたと言う形ではあるけれど。稗田夫妻も上白沢夫妻も分かっている、それが方便である事ぐらい。 確かに、全部が全部うそでは無いかもしれない。頭領も外での取引や何かを借りているぐらいはしているはずだから。 それを処理しきった後に残った物を、長年出納帳を管理してくれたこの依頼人の青年が持って行っても良いと言うのも理解できる。 問題はいくら残るかだ。 こういう場合、少ない事を気にする人間が多いけれども。両夫妻にとっては、この依頼人がいくら持って行けるかの方が重要な関心事項である。 小さな金庫は持ち手が付いているほどの小ささ、そして基本が私的な書類だと頭領が事前に上手く仕組んでいるからという事もあるけれど。 依頼人の青年は得に苦労や力も入れずに持ち上げる事が出来た。 依頼人が持って行った小さな手提げ金庫の中身が。そう詰まっていない事に。遊郭通いが好きな派手な連中は、見るからにホッとしていた。 この一等地に立っている住居兼事務所から出て行くという事もあり、実験は俺たちの物。わが世の春だとでも考えていそうな顔であった。 猟に必要な猟銃などは現金化せずに置いておけと言う遺言はあるけれども、大きな金庫に残されていた紙幣や少しは高値で売れそうな貴金属に沸き立つ連中を見ていると。 ほとぼりが冷めたら売り払いそうだなと言う疑念は出てくるが……依頼人からすればこいつらがどうなろうと、もはやどうでも良いのであろう。 脇目すら見ようとしない、この時点でもうこいつらと依頼人の間に存在していた関係性は消えたも同然だ。 持っと言えば、頭領と共に過ごしたこの住居も。依頼人の中では何かの災害で消えてなくなったぐらいには考えていそうだ。 「ああ、ちょっと良いか?」 いそいそと、立ち去ると言うよりは逃げようとしている風に見えた依頼人を慧音の旦那が見かねて声をかけた。 「ここ以外でなら」 少し立ち止まってくれたが、見た先にある物を見てすぐに、青年はすぐに嫌な感情から遠ざかりたくて外に出て行った。 「うん、そうだな。まぁ食事でもしながら話そう。近くに喫茶店あるかな……?」 慧音の旦那もこの場にいる事を、感情が拒否していた。 稗田夫妻は、○○はどうするかなと思って目配せしてくるか?と言外に聞いてみたが。 「少し頼む」 ○○はそう言って、阿求の手を引き。たおやかに付き添いながら外に出て行った。 しかし自宅に帰ったとは、思えなかった。 どちらかと言えば、始末する用事が、そう言った物の存在を若干どころでは無くて感じさせるような動きや態度であった。 少しばかりため息が漏れるが、派手な連中を見ていると……自業自得だと言う冷たい感情も出てくる。 どちら共に間違った感情では無いのが、ことさらこの話を厄介にしている。 「どうしました?」 依頼人の青年は、立ち去って行く稗田夫妻に対して――派手な連中とは違い礼儀がある態度で――頭を下げていたら。 慧音の旦那がまごついているのを見て、何をしているんだ早くいきましょうよ、と言った具合に声をかけてきた。 「阿求に任せればいいさ」 だが慧音の態度は軽かった。 何かがまだ裏にあると、そう確信せざるを得ない事の成り行きに頭痛とまでは行かなくとも重たい物を感じていたが。 妻である慧音はもう、終わったと認識しているようであった。 確かにその結論も……間違ってはいない。あんな派手な連中ごときが稗田に抵抗できるとは思えない。 そもそも周りの人間には何が起こったか分からないうちに、全てを終わらせることだってできるであろう。 「昼には早いが、何だか腹が減ったよ」 多分慧音のこの軽い態度は、わざとだ。旦那である自分に、そうそう頭を悩ませるようなことはもうないさと、そう言いたいのだろう。 無論、言いたい事はある。1つや2つでは無い、けれどもだ。 「まぁ、そうだな……小腹は空いているな」 多すぎて、こういう中途半端な返事しか出すことが出来なかった。そして往々にして中途半端な態度と言うのは、すでに決意や結論を固めている人物に対する追認になってしまう。 (あーあ……) 立ち去る際に、頭領が使っていた一番広い部屋で。大きな金庫の中身に詰まっていた現金類を、下卑た様子で山分けしている連中をもう一度見たが。 突き放すような感情しか出てこなかった。 「……」 依頼人の事が心配で上白沢夫妻は、近場にある食事処に誘ったが。 建設的な会話が出来る雰囲気では無いし、またその為の材料も見当たらない。 この場にいる者達は、上白沢夫妻にせよ依頼人の青年にせよ品があるから。ただただ黙々と。 注文をした後は、品物が届くのを待ちながら水を飲むぐらいであった。 依頼人は持ってきた手提げ金庫の中身をさっそく検めていたが。遺産が手に入った事による、喜びの感情とは程遠い沈痛な表情であった。 頭領が遺言状に書いた通り、私的な書類が。と言うよりは、書類ばかりであった。 けれども文書仕事が主な業務であるこの依頼人にとっては、何十枚かの紙幣よりもよほど重要な意味を、こういった文章の方が持つことをよく知っている。 依頼人の表情が、徐々に驚愕の色に塗れて行った 「え……な、ああ?」 ガタガタと震えだしても来たが、文章の内容を確認する事はやめなかった。と言うよりはそれを選択肢に加えてすらいなかった。 そうかと思えば、手提げ金庫の底の方に入っていた鍵を手に取り。明らかに生唾を飲み込むようなしぐさを見せた。 さすがにそろそろ、心配になってきた慧音が声をかけてくれた。 「頭領は君に何を残したんだ?」 依頼人は少し頭を振って考えていたが、上手い表現が思いつかなかったのだろう。 「一切合財ですよ。あの大きな金庫に入っていたのは見せ金だ……俺も知らなかった、頭領がこんなに色々なところに投資をしていたなんて」 依頼人の青年はおずおずと、何枚かの文書を見せてくれた。 その内容には、上白沢夫妻ですら驚嘆の表情を作り出すことになった。 その文書には、頭領は誰でも知っているような名店の出資者として名前を連ねていて。この証明書を持っていれば、年にいくらもの収入が約束されていると言う塩梅の文章であった。 それだけではなく、人里で一番大きい貸倉庫。当然だが一番お置きだけあって、警備も厳重な区画が存在するのだが。 頭領はその一角を借り上げており、間違いなくあの大きな金庫に入っている金などは眼では無い量の蓄財が詳細に書かれていた。 無論、先ほど依頼人が震える手でつかんでみていたあの鍵は。その蓄財を保管している場所の鍵である。 「どうしよう……こんな金額、管理した事なんて無いぞ」 依頼人は突然、豪商並みの金額の管理人として頭領から指名されたも同然である。 そして依頼人の性格と、頭領との仲を考えれば。どれだけの金額を貰おうとも、喜ぶよりも責任感が前に立ってしまって慌てふためく。 けれども一つだけ言えることがあった。 「だからこそ頭領は、君に一切合財の財産を任せたんだ。慣れていないから上手く活用できない事はあるだろうけれども……不義理な使い方はしないと確信しているんだ」 慧音はそう言って依頼人を励ました、金額の大きさに慧音の旦那は中々思考が追い付いてこないけれども。 復活した思考で考える事は、やはり慧音と同じような感想であった。 「慧音は知っていたのか?あの頭領が案外手広く、確実な儲けや誠実な商人には出資していたと」 「知っていた」 慧音はあっけらかんと答えた。けれどもそこには苦笑も見えていた。 「しかしここまでの金額とはな……あの頭領が必死になって遺言状を作るはずだ。あんな派手な連中に渡したら、すぐに使い潰す」 依頼人から渡された、頭領の隠れた家業を示す書類を見ながら。慧音にしては珍しく、嘆息の息を漏らしていた。 予想をはるかに超えていたのであろう。 ふと依頼人を見たら、まだ金額の大きさと。それを管理しなければならないと言う、二重の重さから精神が復活しきっておらず。 「おい、それしょうゆだぞ!?」 水差しと間違えてしょうゆ差しを手に取り、湯飲みに水を入れるかの如くダバダバと注いで。 なお酷い事に、飲もうとまでしていた。 「うわぁ!?」 依頼人もさすがに味で気づいたが、ゴトンと落してしまう始末。 机の上は、中々ひどい事態に陥ってしまった。 その後しばらく、店員に平謝りしながら布巾などを借りて机の上を掃除していたら。 あらかた綺麗になって一息ついたところに「おくつろぎ中、横から失礼いたします。九代目様よりお手紙を預かっています」 と言いながら、屈強そうであるけれども立ち振る舞いも身なりも上品な男性が声をかけてきた。 自己紹介されずとも一目見て分かる、人里でここまで訓練された屈強で品のある者と言えば。稗田の家中で働くものだ。 「中身の程は、私も知りませぬ。ただ私はお手紙を届けるようにと申し付けられただけです」 恭しく渡された封筒は、蜜蝋で封印がなされており。稗田の家紋がハンコで押されてもいた。 これが偽造ならば大した物である、犯人が余りにも頭が悪いと言う意味で。稗田を騙るなど、命がいらないにしても酷いやり方だ。 故に上白沢夫妻も依頼人の青年も、すぐに信じた。 「これを阿求に持って行け。確かに受け取った」 慧音が懐から、何かの札を配達人である男に手渡した。 夫であるこの旦那も何度か見たことがある、稗田家との内々の意見のやり取りの際。確かに手紙や書類を受け取った事を示す、証明用の木札だ。 残念ながら、これがどこで作られているかは夫の彼でも知らない。木札に書かれている事も、良く見えないからそれも知らない。 「はい、ありがとうございます」 男は木札を受け取ると。丁寧にお辞儀をして立ち去った。 「……ああ、この手紙は頭領から君にあてたものだ。阿求が一時預かってくれていたんだな」 慧音は手紙の封を破ると中身を読もうとしたが、あて名ですぐにどういう状況かを察して。一行も読まずに依頼人の青年に手渡した。 「……ああ、酷い。気付けなかった自分に対しても腹が立つ」 しばらく読み進めていたが、後の方になるにつれて依頼人は酷いと言う感情を隠さなくなった。 「どう酷いんだ?何、君に明白な責任は無いと信じているよ」 慧音が優しく言い含みながら、何があったかを問うた。依頼人の青年は自らを恥じるような気持ちで、唇を結んでいたが。 慧音程の守護者を相手に、そう長々と黙っていようとは彼も思わなかったから。少しずつ喋ってくれた。 「あいつら、遊郭に通いたいが為に二重伝票を作っていたんだ。頭領は、不意にそれに気付いたけれども。私は出納長の管理と猟銃の管理や人里の外での調査が重なるから。あいつら、私をダシにして横領していたんだ!!」 「なるほど、十分だ。食事が不味くなる」 依頼人は手紙を慧音に渡そうとしたが、依頼人の言葉を疑う必要が無いためもうこれで十分だとしか言わなかった。 「なるほど」 しかし無言もきまずく、慧音の旦那が会話を引き取ったが。 差して多くの言葉は必要なかった。 「まぁ、稗田夫妻が良きに計らってくれるさ。何も考えていないとは思えん」 結局、あとは稗田夫妻。特に阿求の考えに乗っかるのが、一番の方法なのだ。 それから何日か後。 寺子屋にめずらしい客が現れた。 東風谷早苗である。 「これは、東風谷さん」 また何かあるのかと警戒した旦那は、少しばかり慇懃に対応したが。 「これ、まるで囲ったところを読んでください。それじゃ、私はこれで」 文々。新聞を旦那に投げ渡すだけで、不機嫌さを全く隠さずに立ち去ってしまった。 残念な話だけれども、東風谷早苗がそうそう理不尽な苛立ちや怒りを募らせることはない。 それに良くも悪くも二人きりの世界を大事にしている稗田夫妻よりもずっと、まともな感覚が残っている。 だから東風谷早苗は、本当に悪い報告を持ってきてくれてしまったのだ。 だがここまで来て何も確認しないのは、折角話を持ってきてくれた東風谷早苗に対する不義理につながる。 意を決して、旦那は天狗の新聞を広げた。 性格なのかどうかは分からないが、相変わらず射命丸の文章は扇情的で。 事実は述べられているのだろうけれども、無意味に感情が刺激される。 奇妙な死体!性質の悪い低級妖怪か、もしくは謎の宗教的儀式か!? 昨日の夕刻頃、遊郭街にて居を持ち。退治や猟などを生業とする一団の内何名かが、腹部等の部分を破裂させた状態の死体で発見された。 写真を掲載して描写をしてしまうと余りにも無残で残酷な場面となるので、簡潔な図画と文章のみの攻勢になる事を許していただきたい。 退治および猟師の一団は、何らかの依頼(イノシシなどの狩っていたのか、それとも退治の仕事かは不明)で人里の外へ。 天狗などが管理をしている妖怪の山とも違う方向へ向かった事が確認されている。 その後、一団の内の生き残りが血相を変えながら、拠点としている遊郭へととんぼ返りを果たしたが。 帰ってきたものは皆が皆、ろくに口をきけず。ただ聞き取れたことと言えば、破裂しただとか、叫び声が聞こえたと思ったら血が降ってきた。 等と、にわかには信じられない話ばかり。 やや話はそれるが、この者達は遊興にふけりすぎており。何か悪い薬をやっていたのではないかとも怪しまれたが。 一団の内の一名が、急に吐血をもよおした姿には。これは、全くのデタラメではなさそうだと周りの物が信じるしかなく。 更に屈強な物たちが徒党を成して、連中が異変を感じたと言う場所まで連れて行った際。 詳細な立ち位置は図画を参考にしてもらいたいが、腹部が破裂したように見える者は既に絶命しており。 両足が無くなっている者も、呼吸こそあるが時間の問題である事は言うに及ばず。 最も猟奇的だったのは、両手両足が無くなった状態で虚空を見つめながら絶命している死体であろう。 しかもそれらが、散り散りになっているのであれば何かに襲われたとも考えられるが。 この三名の哀れな被害者たちは、人の往来のある場所で木の根もとに建てかけられるようにして放置されていたのである。 つまり下手人は、これらを発見されることを望んでいたと言う結論を下さざるを得なかった。 しかしながらこれだけ派手な事件ではある物の、現場が妖怪の山とは別方向という事もあり。人や妖怪に限らず、目がどうしても届かない場所であるのだ。 今回の事件を受けて我が文々。新聞は、人里の守護者上白沢慧音に取材を試みようとしたが。 上白沢女史からは『天狗や河童などで比較的管理のされている妖怪の山方面以外での狩りを慎むように。山姥、坂田ネムノから肉類の貿易も続いているので。食料の心配は無い」 との言葉を貰うのみで、事件に対しての私見や捜査状況などは一切答えてはくれなかったが。 上白沢女史の言う通り、しばらくの間における猟場は、妖怪の山周辺に限った方が良いのは。我が新聞社としても同じ判断である。 旦那は一通り読んだ後、寺子屋の奥にいる妻である慧音の方に向かった。 「これ、知ってたの?何が起こるかって」 「いや、思ったより早いと思ったが。あと、こんなに派手にやるとは思わなかった」 そう言われるのみで、つまりはあの件はもう稗田阿求に全部任せていて。自分は事後報告を聞くのみにまで手を引いていたという事だ。 「ちょっと散歩してくる」 旦那はそう言ったが、行先は決まっている。稗田邸である、○○から何か聞こうと言う魂胆だ。とは言え、旦那の方もあまり期待はしていない。 だから散歩半分の気持ちでしかないのだ。 「何か買ってきてほしい物ある?」 「食器洗剤を買ってきてくれ」 もう半分も、ついでに日用品の購入をしておこう程度の物。この旦那にしたって、気にはなっているがこれ以上首を突っ込む気は毛頭ないのである。 「よう、○○」 「ああ、そろそろ来ると思ってたんだ」 稗田とは、○○とは上手く付き合わせてもらっているので。さすがに正門からの入場は遠慮するが、裏門からなら日中は事由に出入りできる。 何の障害も無く○○の居室までたどり着いた旦那であるけれども、彼の登場を予想していたかのような○○の動きには。 机の上に2人分のお茶と、流行の店――その店は頭領が出資者の1人だ――の豆大福が用意されているのには。 口角の端っこが吊り上り、面白くないなと言う感情を抱いてしまった 「どこまで知っている?全部教えてほしいな」 しかしお互い、一線の向こう側にいる女性を嫁にしたと言う仲間意識があるから。 この程度の先回りでは、面白くは無いけれども気分を害するとまでは行かない。 「そうは言ってもね。俺も今日の新聞で初めて知ったんだ、存外阿求が苛烈だなってことぐらいしかわからない」 「そうだな、確かに……しかし遊郭街を拠点にしていたのは偶然か?」 どうやら○○も阿求からの事後報告を待っていたようで、知っている内容は自分と大差ないようであった。 諦めて新聞にもう一度目を通したら、遊郭の二文字には注目せざるを得ない。 「いや、必然だよ。忘八達のお頭と反目する、商いの拡大を目論む勢力が兵隊を集めようとしていて……そのうちの一部なんだ、連中は」 「かわいそうに」 旦那が目を付けたとおり、あの派手な連中は遊郭に食い込もうとしていたが。目を付けられた存在が、相手が悪すぎた。 しかし二重伝票を作って、あの誠実な依頼人から何年も横領を企てていた連中が被害者では。 何となくやり過ぎだよと言う気分も、無いことは無いが。因果応報、自業自得と言う感情の方が前に立ってしまう。 なのでかわいそうの一言だけしか、浮かんでこなかった。慧音や阿求からすれば、それですら甘い対応かもしれないけれども。 「遊郭はデカくなったら駄目なんだ……一線の向こう側にいる女性たちは、俺たちに変心させる可能性がある場所を許しているだけでも大きな譲歩なんだ」 ○○もやや事務的に話し出した。 「退治屋を自認しているくせに、一線の向こう側がどれほど危険かも分からなかった連中。早晩、狩りに失敗して落命してるよ。そうでなくても何かの罪で投獄だ」 事務的で、冷たい判断と口調であるが。それぐらいの冷たさを持っていないと、今度は自分が危なくなりかねない。 それをよく分かっているこの慧音の旦那も。 「そうだな」 ○○の判断を全肯定した。 「まぁ、お茶とお菓子。有り難く頂こうか」 旦那は黙って、用意してくれたお茶たちを楽しみ始めた。 「あなた」 上等なお茶と、○○が好物だと言っている甘い豆大福を食べていると。稗田阿求が夫である○○に声をかけた。 彼女もそろそろ、慧音の旦那が様子を聞きに来ると分かっていたからか。姿を見ても、笑顔で会釈するのみで驚かなかった。 「フランドール・スカーレットさんが来たのだけれども、お話聞きますか?」 稗田阿求の横には、赤い衣服が。それ以上に羽が、その羽からぶら下がる宝石のような装飾が特徴的な女性がいた。 フランドール・スカーレット。頭領が魅入ってしまい、幸いなことに彼女も頭領をいい先生ぐらいに思っているから。 これが中々……良い関係なのは皮肉的だ。 ただ今はそれよりも、フランドールが何の理由も無しに稗田邸に来るとは思えなくて。 そう、それで。どうしても新聞記事を思い出してしまった。 「ああ、その記事の犯人。分かってると思うけれども、私だから」 だが、旦那が聞く前にフランドールは自供してくれた。 最も、捜査機関に伝えることは無いのだけれども。稗田邸にいる、誰もが同じ判断を下す。 「頭領さんのお金を、横取りしてたんでしょ!?折角色々と、教えてくれてたのに!!」 「私、頭領さんから色々聞いたよ!あの人が周りを良くしようとしていたのに、そいつらは邪魔ばかり!頭領さんと親しい人にも迷惑かけて!」 「その頭領さんの傍で一番働いてくれた人、取られていることに気づかなくて。なのにお金が思ったより無くて苦労してる横で!遊郭なんかで『ふけってた』んでしょう!?ざまぁみろよ!!」 「キュっとしてドカーンよ!残った連中も、何か遊郭の変な連中に脅しをかけるために遅くしてやってるけれども、全員ドカーンとしてやる!!」 「頭領さんは優しすぎるの!私みたいなのがいれば、ちょうどよくなるわ!!」 フランドールの叫び声は、下手に会話をするよりも多くの事を教えてくれた。 ○○は苦笑しながら、仕事に使う帳面を少し確認したりする程度で。 慧音の旦那の方は、珍しく妙に笑っていた。ここまで突き抜けると、皮肉気な感情も出なくなる。 「……まぁ、フランドールさん。とりあえず今後をどうしましょうか?そのお話をしないと。ああ、○○も旦那さんもご一緒したければどうぞ」 阿求は慧音の旦那にも優しくしてくれたが。十分であった。 「大丈夫、もうよく分かったよ。ああ、○○。豆大福有難う。それじゃ、慧音が待ってるから……食器洗剤を買って帰る事にするよ」 日中うつろな男 了 感想 とても良い小説だ -- 名無しさん (2019-09-09 13 41 05) 名前 コメント
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店が丸ごと幻想入り 動画リンク コメント・レビュー 店が丸ごと幻想入り 作者 ユエル ひとこと 主人公 動画リンク コメント 名前 コメント
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アンケート番号T5-3 影の幻想郷縁起 63スレ目230~64スレ目28 64スレ目213~65スレ目8 65スレ目30~65スレ目537 65スレ目730~66スレ目904 幻想郷的ウミガメのスープ番外編:ウミガメ文花帖 幻想郷的ウミガメのスープ番外編:ウミガメ文花帖その2 幻想郷的ウミガメのスープ番外編:ウミガメ文花帖その3 幻想郷的ウミガメのスープ番外編:ウミガメ文花帖その4 【事前注意事項】 ・これは『問題』というより『ゲーム』ですので、そのつもりでお願いします。 ・この『ゲーム』には、GMによる“二次創作”(≠二次設定)がかなり多く含まれます。 また原作で“語られていないこと”にも関わる展開も予想されます。 ・中断の場合は、原則として深夜1時前後のキリの良い時間とします。 ただし、休前日まで及んだ場合は例外もあります。 ・また、再開時間は不規則になる可能性があります。 ・まったりプレイのため、夜食や菓子類と飲み物を用意することをおすすめします♪w ・さんざん宣伝してハードル上げちゃった感ありますが、大したシナリオじゃないですw ここまで大々的にやっちゃって、一番緊張しているのは間違いなくGMですw 予想外の人の集まりに、もはやガクブルだよ 【Prologue】 ――温かな光を感じ、“彼女”は目を覚ました。 ゆっくりと、体を起こす。 …草のにおいだ。 彼女は思った。 本当は、それを嗅いだのは初めてである。 彼女の『本能』がそれを草の匂いだと感じさせたのだ。 一陣の風が吹いた。 綺麗な金色の髪と、それをまとめている紅白のリボンがなびく。 ――彼女は『本能』的に知っていた。 彼女は今まさに幻想郷に生まれた存在であること。 ……そして、彼女は『影の妖怪』であることも。 なんとなく、会いたい人がいるような気がした。 ……どうせすることは何も無いんだ。“そいつ”を探してみようかな。 立ち上がり、空へと飛び上がる。 霞ひとつ見えない、美しくのどかな風景が視界に飛び込んだ。 その幻想郷の景色は、平穏と安定以外には何も感じさせることはなかった。 ……そう、その時は、まだ。 問題中のまとめ(時系列順ではありません)を表示 主人公【ユナ】影の妖怪 影の中を移動する程度の能力 魔理沙風の外見に霊夢のリボン。頭は妖精並?鬼が苦手 魔理沙の影が転生した存在(『影』だから実体を持たないのでかなりイレギュラー) 状況 1238季、外の世界の人間が幻想郷に出現→征服戦争に発展、幻想郷ほぼ壊滅 『奴』が自然(妖精ほか)ごと人間を消す 紫は『奴』を危険と判断、『奴』を消去しようとしたが逆に消える 紫が幻想郷を取り仕切っている状況だったので、幻想郷が崩壊を始めている 今は時間軸の境界のみ緩んで、各地の時間が分断されている 同一人物が別時代に存在することはないが、パラドックスが起きている地域はあり得る この崩壊が起きたのは「各地における」6日前のよう #未確定 特記 ユナと藍だけ(現在確認分)境界を越えて移動できる 他の人妖および霊はそれができない。また他時代の物品も見えない 各地の情報(<>内はその時代で手に入れた物品) 湖・プリズムリバー邸(200年程前?詳細不明・レイラ存命) <石・サイン> ・紅魔館はまだない 博麗神社(15季) ・巫女(博麗大結界を張った)は療養中 ・八雲のことを知っていた手伝い婆から巫女の病状を知る ・永琳の秘薬を投与すると、巫女の容態は急速に回復した ・どこかの時間を基準に、幻想郷の時間軸を上書きしてもらえる ・時間軸を上書きするだけで、幻想郷の崩壊を止めることにはならないので注意 迷いの竹林(118季・永夜異変) <筍・薪> ・結界組が異変解決したが、今いるのは幽冥組(パラドックス) ・この時間軸で異変解決は無理。永夜異変は半永久に続いている ・魔理沙はなぜか出現しない ・永遠亭にて永琳から秘薬の調合式を得る 人里(123季・俺らの認識する「現代」) <筆> ・慧音の庵が事実上の本拠地 ・幻想郷縁起(121季号)を見せてもらった ・妹紅が来たら引き止めておく予定 魔法の森(225季・魔理沙死亡後) <ペン・人形> ・アリスはかつて(前作)の影の妖怪のことを覚えている 妖怪の山(霊夢死後400年以上?) <器石> 中有の道(750季前後・御阿礼14代目死亡後) <悔悟の棒> ・犯人を見つけたら悔悟の棒を使うよう映姫に言われた はじまりの草原&無名の丘(ユナの生まれた時代) <金属片・雑草> ・ユナの生まれた場所。他には誰もいない(草原) ・崩壊の日直前の幻草原から逃げてきた妖精を保護(丘) 太陽の畑(時代不明) <琥珀石> 湖以西・幻草原(1238季・崩壊の時) <土> ・不毛の地。全体から強い気を感じる ・空腹の藍(1238季)を発見、異変解決のため?同行してもらう 白玉楼(妖々夢以前) <梅の枝> ・幽々子と妖夢は異変の日?から留守 無縁塚(時代不明) <絵> 所持スペカ 落符「シェイド・オブ・エックスレイ」-相手の気分を落ち込ませる 悲符「かげおくり」-自分と対象を一定時間拘束する 代符「逍遥軒信廉の秘策」-慧音に致命傷を与える分身を1体作る 罠符「シャドウゲイト」-小町にもらった。対象をトラップにかける ユナたん写真集 http //tewi.web.infoseek.co.jp/cgi-bin/src/tewi1349.jpg http //tewi.web.infoseek.co.jp/cgi-bin/src/tewi1357.jpg http //tewi.web.infoseek.co.jp/cgi-bin/src/tewi1421.jpg マップ http //coolier.sytes.net 8080/th_up2/src/th2_9678.gif ユナたん弾幕風 落符「シェイド・オブ・エックスレイ」 http //coolier.sytes.net 8080/th_up3/file/th3_0210.zip 完成版? http //coolier.sytes.net 8080/th_up3/file/th3_0254.zip 作中の流れ(概略)を表示 GM(ゲームマスター)の指示により、参加者たちにより「彼女」に命名 ちなみにそのときの名前候補 ヂャップ・ヂャラップ・ヂョッヂョリン ナターリア マルガリータ ナナ 銭湯妖精湯加減 エマノン オーエン ダダーンP ユナ この中からユナに決定。 1日目 移動。太陽の畑へ。幽香に人里の場所を教えてもらう。 人里へ。慧音に出会う。ユナの外見を見た彼女から博麗霊夢・霧雨魔理沙のことを聞く。 博麗神社へ。謎の老婆が出てくる。曰く「巫女様は病のため、会わせることはできない」。巫女の名前は「霊夢」ではないようだ。 人里へ。慧音は老婆に心当たりはない。正確にはこの時点で博麗霊夢・霧雨魔理沙2人の名前を教えてもらう。 香霖堂へ。霖之助曰く、魔理沙はすでに死んでいるとのこと。また、今は225季だと言う。彼も神社の老婆に心当たりはない。 魔法の森、アリス邸へ。彼女も霖之助同様に魔理沙は既に死んでいるという。なぜか彼女は森を出たがらない。 アリスの案内で霧雨魔法店(廃墟)へ。魔理沙の墓がある。 人里へ(アリスは香霖堂で霖之助と相談)。慧音が調べたところ、100年ほど前には病弱な巫女と手伝いの老婆がいたらしい。香霖堂やアリス邸、霧雨魔法店でもらってきたものは慧音には見えないし触れることもできない。ここの時代は123季。稗田家で情報収集。病弱な巫女は博麗大結界を張った人らしい。 迷いの竹林へ。ここの時間軸は永夜抄のころ。幽々子と妖夢がいる。なぜか4面ボス(魔理沙)は出てこないらしい。 人里へ。慧音の聞いた話では永夜抄の解決は霊夢(と紫)のはず。慧音宅に泊まる。 2日目 慧音曰く、八雲藍を2日前に見たらしい。ユナに鼻血ダラダラの慧音(笑) 紅魔館へ向かう(途中チルノに遭遇)。しかし、紅魔館はない。チルノからの情報で「白い洋館」があることを聞く。 白い洋館(プリズムリバー邸)へ。レイラ存命。ライブは始めたばかり。この日の朝、狐が西に行くのをメルランが見かけている。 西へ。何もない。嫌な予感。危険を感じ退却。 竹林へ。藤原妹紅宅に行くが不在。 香霖堂へ。次にアリス邸へ。アリスは2日前に八雲藍が近くを通ったことを察知していた。西の荒地は草原だったはずとのこと。 人里へ。慧音曰く、西の荒地は幻草原というらしい。阿求曰く、レイラが亡くなったのは150年ほど前。慧音宅に泊まる。 3日目 妖怪の山へ。萃香に出会う。萃香から見るとユナは境界を超えて動いているように見えるらしい。萃香は藍を昨日の朝見かけたらしい。ここの時代は霊夢死後約400年後。萃香は4日前から妖怪の山の境界から出ることができない。ちなみに橙もいない。 中有の道へ。小町と映姫に出会う。4日前から幽霊が来なくなっているらしい。ここは750季。映姫曰く、ユナは「霧雨魔理沙」の影の転生体。しかし、転生は許したとはいえ、実際に転生できるとは思えないとのこと。ミニ悔悟の棒をもらう。 ユナの生まれた場所(始まりの草原)へ。前より草の元気がない? 太陽の畑へ。幽香は寝ている。 無名の丘へ。妖精を発見。4日前に幻草原からここへ逃げてきたらしい。妖精は始まりの草原で拾った金属片が見える(=同時代?)。数日前から妖精たちの力が増大し、そして仲間も物も光とともに消滅したらしい。 太陽の畑経由で人里へ。慧音宅に泊まる。 4日目 白玉楼へ。お手伝いの霊体さん曰く、幽々子と妖夢は数日前から出かけているらしい。年代特定はできなかった。 幻草原へ。行き倒れの八雲藍を発見。 八雲藍を連れて人里へ。藍はユナ同様結界を超えれるようだ。 藍曰く、彼女は1238季の存在。突然数日前、外の世界の人間たちが兵器とともに幻想郷に現れて戦争を起こし荒らしまくる。そこに「奴」が現れる。「奴」は人も妖精も自然も一瞬で消滅させた。境界操作で「奴」を消滅させようとした八雲紫は逆に消滅させられた。幻想郷と半ばどうかしていた紫の消滅により時間軸の境界が狂って現在の異変が起きている。このままでは世界は崩壊する。ユナは世界の崩壊で境界が薄れたため生まれえたのかもしれない。 慧音に会ってから妖怪の山へ。次に博麗神社へ。老婆から巫女の病状について聞く。 迷いの竹林、永遠亭へ。藍がある程度、自分たちは未来から来た存在だと永琳に信じさせることに成功。巫女の病状を永琳に伝え、薬の作り方を教えてもらう。 博麗神社へ。近くの草などを使い、一晩かけて薬を作る。 5日目 薬により巫女(博麗御磨)回復。ここの時代は15季。彼女は時空の境界を直すことはできないが、解除することはできるらしい。その場合、ある指定した場所を基準にして、幻想郷全体がその時代に統一される。ある時代に統一した場合、藍や御磨は自分の時代でなければ消滅するが、矛盾の存在であるユナは大丈夫らしい。 太陽の畑。幽香の発言からは年代は特定できない(123季よりはかなり後のようだ)。 始まりの草原、再思の道および無縁塚、人里、妖怪の山などに行ってから中有の道・三途の川ほとりへ。映姫にミニ悔悟の棒の性質・使い方を確認。藍に過去の紫などにあてた手紙を書いてもらう。 香霖堂、アリス邸を経て博麗神社へ。境界を解除して幻想郷を123季にする。現代に戻った後の方針は「魔理沙に会って、早い段階で紫に未来へ送ってもらう。」 エンディングを表示 御磨 「では、ユナさんは人里へ……結界を、解除します!」 ~~ Event Part ~~ 御磨 「……そろそろですね」 老女 「巫女様……」 御磨 「ばあや、良いのですよ、これで」 ~~~~~~~~ ≪Info≫『人間の里』の“境界”付近 藍 「そろそろ、始まるな」 ユナ 「……うん」 藍 「………」 ユナ 「…………」 視界に、一筋の光線が映った。 藍 「神社から、光が……」 ユナ 「……藍さん」 藍 「うん。そうだな、これでお別れだ」 幻想郷を、光が包み込む!! ユナ 「……ありがとう!ホント、ありがとうございましたっ!!」 光は大きな柱となり、輝き、煌き、弾けて――― 御磨 (ユナさん……) 藍 (ユナ……) 『幻想郷を、頼んだよ』 【Epilogue ~ A-1 ~】 魔理沙 「……だーかーら、そこは3だって」 霊夢 「ちょっと、うるさいわ。ここが4と7なんだから……ほら、8よ」 魔理沙 「あ~?……ほんとだな」 霊夢 「ほら、言ったじゃない」 魔理沙 「お前は何も言ってなかったぜ」 霊夢 「細かいこと気にしないの……あら?お客さんだわ」 魔理沙 「珍しいな。参拝客か?」 霊夢 「ちょっと、待ってて」 霊夢 「……魔理沙、あなたにお客さんよ」 ……… ――本来、会うはずのなかった2人。 「どうも、はじめまして……いや、そうじゃないか」 ――決して見つめあうことのなかった2人の少女が、微笑みを交わす。 『――ひさしぶり、だな』 向かい合った金髪を、風がそっと揺らして通り過ぎた。 【Epilogue ~ B-3 ~】 少女は、旅立った。 未来を救うために。 正体も知らぬ、悪しき敵を討つために。 ……待つものあれども、彼女は未だ帰らず。 やがて、歴史は再び繰り返す………。 ――――嘘か真か誰も知らない、幻想の国の物語。 ~ Fin :Nomal Ending 2 ~
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属性 水属性 最大Lv 99 初期HP 3984 最大HP 5976 レアリティ ★6 タイプ 魔族 初期攻撃力 1732 最大攻撃力 2598 初期防御力 1143 最大防御力 1714 初期スピード 1681 最大スピード 2522 +HP上限 3000 最大HP上限 8976 +攻撃力上限 750 最大攻撃力上限 3348 +防御力上限 600 最大防御力上限 2314 +スピード上限 1200 最大スピード上限 3722 リーダースキル 白波の軍勢 水属性ユニットの攻撃力を40%アップ フォーススキル1 デモンズタンゴ HP50%消費し、水属性のn%全体攻撃。高確率で1ターンCT遅延。 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 104 ? ? ? ? ? 122 ? ? 135 ディレイターン 3 効果持続ターン - フォーススキル2 甘噛み 味方全体のHPをn%回復。発動時、味方単体に3ターン毒を付与。 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 31 ? ? ? ? ? 36 ? ? 40 ディレイターン 3 効果持続ターン - 進化前 [千夏姫]フランシール 特殊能力 1の祝福[5] / 火属性耐性 / 飛行[強]神キラー / [強]魔族キラー 幻獣契約 [海辺の薔薇]フランシール 契約素材 [奔流海獣]クラーケン(2)[息吹]エタナリバス[三頭海獣]ヴェルデクス[大公爵]ダンタリオン 入手方法 通常進化 備考 ・CV:桑原 由気・クリプトラクトコレクション開催!_http //crw.lionsfilm.co.jp/news/detail.php?id=545 k=3 ・イベントクエスト『魔界の姫と夏の海』・2020/08/27アップデートにて進化/契約に潜在解放が追加。_http //crw.lionsfilm.co.jp/gesoten/news/detail.php?id=2101 k=2 資料 *公式最大ステータス。 *潜在解放後、公式最大ステータス。 潜在開放 +※強化表 ※強化表 潜在解放ツリー 【HP+10%】(5) ━【防御力+15%】(5) ━【LS強化】(15)┣【攻撃力+10%】(5)┗【スピード+10%】(5) ━【FS1強化】(15) ━【FS2強化】(20) ━【特殊能力強化】(30)+[覇者の宝珠]or[同一ユニット]【1】 ※()内は[精鋭の宝珠]必要数 潜在開放後ステータス +HP上昇量 10% 最大HP - フォーススキル1 スキル名 +攻撃力上昇量 10% 最大攻撃力 - HP50%消費し、水属性の166%全体攻撃。高確率で1ターンCT遅延。敵が状態異常なら威力2.0倍。 +防御力上昇量 15% 最大防御力 - +スピード上昇量 10% 最大スピード - ディレイターン 3 効果持続ターン - +HP上限 - 最大HP上限 - フォーススキル2 スキル名 +攻撃力上限 - 最大攻撃力上限 - 味方全体のHPを45%回復。発動時、味方全体に3ターン毒を付与。 +防御力上限 - 最大防御力上限 - +スピード上限 - 最大スピード上限 - ディレイターン 2 効果持続ターン - リーダースキル スキル名 特殊能力 先制 / 1の祝福[10] / 闘争本能[強]飛行 / [滅殺]神キラー / [滅殺]魔族キラー※【削 火属性耐性】 水属性ユニットの攻撃力を45%アップ コメント 名前
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_____,,,,,,___へ、_ ,.へ__ ,. -''''""´ `ヽ「7__ / / `ヽ. 〈 / ゝ__,.r´⌒i ̄ ̄7ヽイ__ i 」 i __r'⌒_ゝ--─´ ̄`ー-'ヽ,_ゝイイ」 _'ゝ,. '"´ `ヽ! `ヽ. L7´ / /-i─ハ ハ i -ーハ i i ! ____、 `i ハ イ テ!--!、レ´ V,ィ''T!イ ハ ,ゝiノ \.」ゝi イ .レヘi !'!ノ } ト、,! i ヘノVi〈 __.ノ i ハ. ゝ-'゙ `´,, lハノ ノi ∠__/^i ハヘ イ、〉" (フ ,.イ i-〈/ < ヽi ヽ.γ´ i`>,r,--r=i´、レヘノ`l) /iヽ / ゝ、ゝイン i__ 〉 > !/〈/ゝ、___,.-'Y`ム7ヽ7'\ __r7ハ ! / /  ̄ _/L/i _「/ゝ、ヘ ト-/ /、 フノゝ ,.-、, rく, .-==='!、_!7__ノ='=ー-ー'´´ < 8 '==イ'´、 ンi `ー^ ....ヽハ_ゝ、___」_____ _,.イン `ヘ___,i⌒^「_'7´ ヽ_,! し' 幻想郷にある紅魔館に住む吸血鬼。ありとあらゆるものを破壊する程度の能力を持つ。基本的におとなしい性格だが情緒が不安定で、相手を跡形なく消し去るほどの破壊力を持っている。 レミリアという名前の姉がいる。 主な出演作品 東方紅魔郷 東方文花帖 U.N.オーエンは彼女なのか
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調査記録 ダンジョンごとにハイスコアの記録を上位5位まで閲覧できる。 会話記録 一度見た会話シーンやムービーなど閲覧することが出来る。 博麗戦記 実績に似たもの。現在全59種。 ストーリー開始からYARAKASHIまで多くの行為を実績として網羅している。 ある程度は実績の名前が明らかになっているが、具体的な条件は不明。 +以下、ネタバレ注意 ※ゲーム内に書いてある解除条件を載せる。詳しくは備考で。 番号 分類(※) 名称 条件 備考 001 ストーリー その不思議を探しに行こう! 不思議の幻想郷3を開始した 起動時。 002 ストーリー 妖怪の里へようこそ 妖怪の里に訪れた 香霖塔7F。 003 ストーリー その名もニトフュージョン!(合成) ニトフュージョンで合成が使用可能になった 河城セーフハウス(塔17F)初回到着時。 004 ストーリー その名も二トフュージョン!(調合) ニトフュージョンで調合が使用可能になった 博麗神社初回到着時。 005 006 ストーリー アワリティリウム制覇 アワリティア思念体を倒した 香霖塔クリア。 007 仙人越え 華扇の修練場を全てクリアした 「華扇の修練場」の初級・中級・上級クリア。 008 博麗神社の古井戸 博麗神社の古井戸をクリア 009 010 賢将の受難 011 支払いは腕力 店主を倒す パートナーを店の入り口に待機させ、解放印付の武器で角越しに殴れば安全に倒せる。(なぜかパートナーは攻撃されないため) 012 Full Power Mode!! 弾幕パワーを最大まで溜める 印によって上限が増えた場合も最大値まで。 013 金 NTR にとポを10000溜める 手持ちが10000になればOK。累計ではない。 014 金 現金主義 所持金10万円以上でダンジョンクリア 帰還でもOK 015 金 超巫女級の大富豪 貯金箱に100万円以上貯金 016 レベル 最強の巫女 霊夢のLv99達成 017 レベル 相棒 パートナーのLv99達成 どのパートナーでもOK 018 道場マスター 華扇道場をすべてクリア 現在解除不能? 019 ささやかな贅沢 10回以上ホテルニューハクタクに宿泊 他の宿泊施設はカウント外 020 お得意様 うどんげの薬屋を利用する 薬を1個買うだけ。 021 お話し好き 会話可能な全てのNPCと会話する 博麗神社、妖怪の里にいる全てのNPC。現在解除不能? 022 023 まだ始まってもいねぇよ! 博麗神社で死亡 アイテムはロストしない。 024 025 お腹がペコちゃん 腹ペコで死亡 026 化かされるのは嫌いでな 店主・マミゾウに倒される 027 ぎゃーてーぎゃーてー 響子に根絶させられる 028 罠 美鈴キック 吹き飛ばしの罠で死亡 壁や敵に当たらないとダメージは無い。 029 罠 恐るべき井戸の怪 釣瓶落としの罠で死亡 030 罠 火葬パーティー 焼却の罠で死亡 031 判決:死刑 032 妖怪桜の祟り 033 101回の夢オチ 034 ギャンブラー 100000円以上所持した状態で博打「エスポワール」の効果を発動させる 勝っても負けてもいい。 035 それをすてるなんてとんでもない 中身の入った保存のスキマを投擲して破壊する 遠投でも可。中身は1個でもあればOK。 036 SuperBomberWoman 敵を爆薬などで10体以上同時撃破 超爆発のスキマに爆薬を詰め込んで投げれば広範囲を爆破可能。 037 ラストシューティング HP20%以下で赤蛮奇ヘッドを弾幕で倒す 爆薬等で自身のHPを減らしてから行うと比較的容易 038 フレンドリーファイア ダンジョン内でパートナーを自らの手で倒す とどめを刺せばOK。狂化薬が楽。 039 040 m9 偽魔法陣または偽階段を踏む 踏んだ時ではなく次のフロアへ行こうとしたら消えた時。 041 硬派な貯金箱 042 お前の物は私の物 ダンジョン内で泥棒に成功する 043 永遠の命 七曜の札を「永琳」、「輝夜」系の敵に使用して「蓬莱の薬」を入手 044 045 046 キンキンに冷えてやがるっ…! 「キンキンに冷えたビール」を使用する うどんげの薬屋でたまに売っている。 047 帰還みこ リターンオブハクレイを使用する 博麗神社内では不可。 048 ダークスレイヤー 049 特殊 白黒つけた結果 「映姫」系の敵を「一撃死」の効果で倒して「黒白まんじゅう」を入手 050 あたいったら最強ね! 051 フルカラーナマコたん 052 命を刈り取るウサギ 053 スナイパー 054 天を穿つ剣 055 ミコチョッパー 056 お面マスター 057 天を乖離する盾 058 アンチスパイラル 059 博麗の錬金術師 調合レシピ「上級」、錬成レシピ「上級」を獲得する ※分類は便宜上、おおよその条件を分類したもの。実際の戦記には存在しない。 花果子念報 ある条件を満たすことにより表示されるキャラクターのカットインを閲覧できる。 +以下、ネタバレ注意 ※必ずカットインが出現するわけではなく、一定確率で表示される。 キャラクター 条件 博麗 霊夢 神霊「夢想封印」または神技「八方龍殺陣」を使用した時。 ??? ???? レミリア・スカーレット レミリアが吸血した時。 魂魄妖夢 半霊を出す時。無能状態では不可? ??? ???? アリス・マーガトロイド 人形を召喚する時。 ??? ???? 藤原妹紅 妹紅が炎上の札などで生じた炎の中にいる時。 ??? ???? 鈴仙・優曇華院・イナバ 催眠もしくは混乱の能力を発動した時。 永江衣玖 プレイヤーの攻撃回避時。 伊吹萃香 自身の分身を召喚した時。 比那名居天子 地震の能力を使った時。 ??? ???? 四季映姫・ヤマザナドゥ ラストジャッジメントを使用した時。 小野塚小町 引き寄せの能力を使用した時。 ??? ???? ??? ???? ??? ???? 河城にとり ミサイル発射時。 ??? ???? 水橋パルスィ ジェラシーボンバー発動した時。 ??? ???? ??? ???? 聖白蓮 超人「聖白蓮」を使用した時。 ??? ???? ??? ???? ??? ???? ??? ???? ??? ???? ??? ???? ??? ???? 三月精 サニーミルク・ルナチャイルド・スターサファイアを同時に倒した時。 ??? ???? 豊聡耳神子 旧一万円札を押しつけた時、および豪族乱舞を発動した時。 蘇我屠自古 雷の矢(屠自古さん以降)発射時。 ??? ???? ??? ???? ??? ???? 物部布都 特殊地形「泥沼」に布都が引っかかった時。敵・パートナーのどちらでも可。毒沼でも可? 二ッ岩マミゾウ プレイヤーが泥棒した時。 売王霖之助 ???? 掲示板 売王霖之助のカットインを1回戦目スキル発動時に確認しました -- 名無しさん (2014-02-11 18 58 04) アリス人形も増えた時にカットインがあるようです -- 名無しさん (2014-02-11 22 53 27) pixivで見た感じ、幽香、魔理沙、豊姫もあるみたい。 -- 名無しさん (2014-02-12 10 48 45) 「射命丸文」は「文さん」以上の「吹き飛ばし能力」使用時でした -- 名無しさん (2014-02-14 09 02 07) 「ぬえ」は「ぬえ」が擬態したスペルカード使用時に発生しました -- 名無しさん (2014-02-19 00 39 09) 尋龍点穴クリアで錬成レシピ上級取得を確認 -- 名無しさん (2014-03-06 00 01 43) 上記補足 その後妖怪の里たんざぶ屋に行くと、お払い棒99が貰えました。性能は・・・使えばわかる。 -- 名無しさん (2014-03-06 00 02 55) 名前 コメント
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魔理沙と幻想入り アンド 現代入り 動画リンク コメント・レビュー 魔理沙と幻想入り アンド 現代入り 何人目の幻想入りか 作者 ひとこと 主人公 http //armortec.blog54.fc2.com/ mylist/8946992 動画リンク 新作 一話 コメント・レビュー 名前 コメント すべてのコメントを見る ※この作品のレビューを募集しています。レビューについては、こちらもご覧下さい。
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レミリア レミリアイベント シナリオ攻略幻想郷戦記・今昔幻想郷 永夜抄 イベント 4ターン目以降、紅魔館を占領している フランドールが仲間になる(幻想郷戦記・今昔幻想郷) パチュリーの敵撃破数が7以上 パチュリーの日符(日S土S光S)か月符(水S風S闇S)のどちらかを使える(幻想郷戦記・今昔幻想郷) 人里占領、レミリアが死亡していない 軍資金+100Ley(幻想郷戦記・今昔幻想郷) くるみが死亡、霧の泉を占領している、レミリアが死亡していない くるみが仲間に加わる(今昔幻想郷) レミリアが死亡する(1ターン後以降) フランドールがマスターを引き継ぐ(幻想郷戦記・今昔幻想郷)フランドールマスターとなり能力が強化される。さらに次のターンに人材としてレミリアが仲間に加わる。※注意! レミリアとフランドールが一緒に出撃している必要あり。レミリアしか居ない時に死亡すると普通にゲームオーバー。 妖怪の山が人里を占領 何故か占領した旨のアナウンスが流れる。(設定ミス?) シナリオ攻略 幻想郷戦記・今昔幻想郷 足の遅いパチュリーは前線に辿り着くことが稀なので、イベントではヒールレインLv2のある日符が良いかもしれない。 人材ユニットに恵まれているものの、戦争の要となる一般ユニットは弱点だらけに雇用環境が困難と不遇を極める。 序盤初期の動きは大雑把に2通りあり、紅魔館の領土を維持するか、放棄するかがある。 紅魔館を放棄する場合、魔法の森の中立地帯方面へ進出するのがいいだろう。この場合、初期配置のサーバントフライヤーを落とさずに何人吸血鬼へクラスチェンジできるかが最初のポイントになる。悪魔系の回復ユニットが欲しいなら、魔法の森奥地で見習い魔法使いを雇用して地道に育てよう。 紅魔館の領土を維持する場合、まずは霧の湖周辺を占領しよう。育成の中心が吸血鬼になるのは放棄した場合と同じだが、CPUのレベルが低い場合は紅魔館の雇用能力で精鋭メイド妖精を育てる手もある。メイド妖精系は種族が違うので戦略画面でも戦争中でも一切の操作ができないが、コストパフォーマンスの良さとCPU操作の分かりやすさ(メイド妖精系は魔法が使えないので、戦争開始直後から移動して敵ユニットを狙う)からとても使いやすいユニットだ。ノーマルメイド妖精や青妖精を盾役にしつつ、30体のうち10体くらい親衛メイド妖精にクラスチェンジしてくれればいいくらいでガンガン攻めよう。イベントで+100Leyされるので、人里の占領を早期に目指すのもいい。 中盤以降Leyに余裕ができたらインプでも雇って人材捜索をしよう。紅魔館最大の弱点はイベント後のパチュリーしか有用なヒールが使えないことにある。広範囲に対して有効な単体ヒールLv3(光A)か、全部隊を回復できるヒールレインLv2(光S)を使えるなら誰でもいいから欲しい。たとえ種族が違って操作ができなくてもCPUは必ずヒールを優先してくれるので、光A以上の人材ならまずは雇ってみよう。 永夜抄 レミリアのスペックに酔いしれろ。瀟洒なメイドの華麗なナイフ捌きを目に焼き付けろ。 問題点が3ッつ。1.レミリアが光・神聖に弱い。2.レミリアの攻撃が意外に軽い。3.咲夜のHP回復手段が無い。 1つ目は足を止める事無く動き回れば問題無い。毎ターン最大50HP回復があるので集中攻撃さえされなければ絶対に死なない。 2つ目はそれ単体ではあまり気にならないが、VS永遠亭の兎は仕留めそこなうと光魔法を連発されるのでそこが怖い。 3つ目、これが嫌な点。お嬢様に盾になってもらうしかないがそれにも限界が……。しかし主人を盾にするメイドって…… 霊夢、魔理沙に接敵するまえに少なくともお嬢様のランクはBまで上げて置く事。Sまで行けば人間系マスターはただの雑魚。神聖・光もどんなもんじゃい。 一方永遠亭は滅茶苦茶キツイ。レミリアの弱点である光魔法。食らうとうざい毒。おまけに兎どもはレミリアの一撃では死なず、そしてヒール3であっとういうまに回復。やってられるか!咲夜のHPをみて場合によっては3,4ターン掛ける必要あり。一般さえ駆除できればあとは作業。ただし咲夜は永琳には手を出さない事。万一石化するとお持ち帰りされるはめに……特技・魔法は問題無い。 妹紅は敵の数が少ないので運が悪くなければまず負けない。 幽々子はレミリア一人で戦闘し、一般を駆除し終えたら撤退。直に咲夜を出して通常攻撃で倒そう。神聖攻撃があるので幽々子のランクが上がりすぎてなければまず一撃。妖夢の神聖攻撃が案外痛いがろくに冥界組は回復手段が録に無いので難なく倒せるはず。 とにかくレミリアは動き回って敵を撹乱する事が大事。足を止めて戦うといかな超再生力とてもたない。